不動産売却に関する必要経費について

譲渡所得は株式や家売却などから生じた所得を言います。その計算方法は、売却によって得た収入金額から取得費や譲渡費用といった必要経費を差し引いて計算します。

取得費とは売却したものを取得した際に掛かった費用を言い、建物などであれば購入代金や建築代金の他、リフォームなどの費用、取得の際に支払った立ち退き料、土地の造成、測量などに係る費用も取得費となります。

なお、建物は使用するにつれ価値が減少しますので、建物の取得費から減価償却費相当額を差し引きます。減価償却費相当額は、建物の取得費×90%×償却率×経過年数で算出します。

償却率は法律で定められているものを使用し、木造住宅であれば耐用年数22年(償却率0.046)、鉄筋コンクリートであれば耐用年数47年(同0.046)ですが、居住用の資産の耐用年数を1.5倍として計算するので、それぞれ33年(同0.031)、70年(同0.015)となります。

また、取得費が不明の場合は、不動産売却の収入金額の5%相当額を取得費とすることができ、実際に掛かった取得費と比べて高い方の金額を取得費とすることもできます。

譲渡費用とは、資産を売るために直接掛かった費用を言い、不動産業者へ支払った仲介手数料や登記などに掛かる費用、借地人に支払う立ち退き料、土地を売るために建物の取り壊す際の費用や測量費などが譲渡費用となります。

つまり、修繕費などの資産の維持管理に掛かった費用などは譲渡費用に含まれません。